ケユカのデザインが活かされる
美しい編みのレースカーテン
2016.6.16
見た目の清涼感に加えて、室内へ適度に採光しながら、UVカット、遮熱、遮像、防炎など、多彩な機能が人気のケユカのレースカーテン。編みの美しさと機能性を兼ね備えた製品生地の多くを手がけるのが、栃木県足利市に本社と製造工場を構えるモマサレース工業株式会社です。
足利市を含む両毛エリアは、福井や金沢など北陸地方と並ぶ編みレースの産地として知られています。北陸は大量生産のメーカーが多いのに対し、足利市はオーダーカーテンを手がけている企業が多いのが特徴。中でもモマサレース工業が生産するカーテン生地は「編み」の美しさが評判で、その独特の風合いがケユカの豊かなデザイン表現の幅を広げており、ルームコーディネートを存分に楽しめる製品が大好評です。
モマサレース工業の製品が、編みの美しさで高く評価されている理由の一つに、“編みの先進国”と言われるドイツとの交流があります。1979年よりドイツを代表する企業と技術提携し、1988年にはフランクフルトで毎年開催される世界的な国際展示会「ハイムテキスタイル」に日本のメーカーで初めて単独での出展を果たしました。それから5年間出展を続ける間に、ドイツ国内にネットワークを築き、情報共有を重ねる中で、海外の最先端のトレンドがいち早く入ってくるようになったそうです。
またレースの透けた美しさと、光や熱を遮る機能の両立は、決して簡単なことではありません。そしてケユカのバリエーション幅広いデザインに、モマサレース工業による多様な機能が加わることで、商品展開もさらに豊かになっているのです。
デザイン性と編み柄の美しさ、そして機能が、
使う人の暮らしを豊かに。
モマサレース工業の工場内には、高さ約3メートル、幅約6メートルの編み機が、6種16台設置されています。ケユカのレースカーテンが生み出される現場を、同社常務取締役の茂木将さんに案内していただきました。
「編み機には約1ミリの間隔で針が並び、そこに通した糸が編みこまれていくことで、カーテンの生地がつくられていきます。温度差が生じると金属が膨張・収縮して、この約1ミリの針の間隔が狂い、生地を傷つけてしまう恐れがあるので、室温は常に26度に保たれています。
ムラなく均一な生地をつくるために、コンピューター管理の機種も導入していますが、一方で技術者の熟練の技も欠かせません。糸の排出量も、スタッフが長年の経験をもとに糸の張力を確認した上でコンピューターに設定します。また色も風合いも均一な表面に編むために、事前に筋が目立ちそうな箇所は針の間隔を手作業で一本一本調整します」
「私たちがつくる製品をみなさまが気に入ってくださるのは、求める機能を備えながら、ケユカさんのデザインを活かす編みの美しさにあると思っています。ナチュラルかつシンプルでありながら独創性のあるケユカさんのデザインが最大限に活きるよう、私たちは豊かな風合いの編みレースを作り続けたいと思っています」
デザインと編みの美しさ、そして多彩な機能で快適さを提供するケユカのレースカーテン。暮らしを彩るデザイン性はケユカの柔軟な発想と表現力の、そして優れた機能性は本場ドイツで認められた生地メーカーの品質管理の賜物です。これからも両者のコラボレーションによる真摯なモノづくりで、みなさまに愛される製品を生み出していきます。
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