大人も子供も喜ぶ、三色お稲荷弁当(前編)
2020.5.21
なかなかお出かけしにくい状況が続いていますが、これからに備えてお弁当作りの練習をしたいところ。毎日のランチの気分を変えて、おうちピクニックでお昼ごはんをお弁当にして、窓を開けて食べるのもおすすめです。
今回のスタイルでは、これからのピクニックシーズンにぴったりの楽しいお弁当企画をお届けします。ケユカ定番のお弁当箱を使って、ワクワクするお弁当をご提案していただくのは、その独創的な世界観で多くのファンを持つ、料理創作ユニットのGoma(ごま)さん。老若男女が大好きな「お稲荷さん」をテーマに、女性編、男性編、子供編の、3つのパターンでお弁当を作ってもらいました。
女性編
縄文 長盛皿 ¥1,190(+税)
Gomaさんが今回提案してくださったのが三色お稲荷。女性向けとして作ってもらったのが、ビーツでお揚げを色づけしたピンクが鮮やかなお稲荷弁当。使用したお弁当箱はケユカの「ほっこり2段わっぱ400」。女性用で展開している商品の中では最小のお弁当箱です。下の段には、しらすと大葉、白ごまで味付けしたご飯に、ビーツで色づけしたお揚げのお稲荷。上の段には春の食材をふんだんに使ったおかずの盛り合わせが詰まっています。
作り方は以下です。この後ご紹介する男性向けのイカスミお稲荷、後編のお子さま向けお稲荷も含めて、三色お稲荷を同時に作ってしまいましょう。
〜三色お稲荷 作り方〜
[材料]
<お揚げ>
油揚げ12枚
A. 白だし大さじ4、みりん160ml、砂糖大さじ4、塩ふたつまみ、水200ml
B. ビーツ缶汁大さじ4
C. イカ墨4g 、水大さじ4
※ 黒稲荷は、竹炭パウダー小さじ1/2+水大さじ4でもできます。
<すし飯>
白米4合
昆布5cm角1枚
すし酢120ml
<混ぜ物具材>
a. 紅生姜(軽く刻む)大さじ2強、黒ごま大さじ1
b. たくあん(軽く刻む)大さじ2、白ごま大さじ1
c. しらす大さじ2、大葉(刻む)5枚、白ごま1/2
d. シーチキン(から炒りする)大さじ2、枝豆(さっと茹でる)大さじ3〜4
[作り方]
1. お揚げを作る。油揚げは半分に切って、袋を開いておく。
2. 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら1を入れて落し蓋をしながら強中火で5分煮る。
3. 落し蓋をおさえながら、湯を切る(汁が少し残ってても大丈夫)。
4. Aの煮汁を加えて、火にかける。ふつふつとしてきたら弱めの中火にして10~15分ほど煮る。お鍋の大きさによって煮汁のなくなり方が違ってくるので、焦げないように注意すること。
5. 別の2つの鍋にB、Cをそれぞれ入れて4のお揚げを8枚づつふつふつとしてきたら弱火にして色がしっかりとつくまで煮る(8枚は着色なし)。
6. それぞれ両手でぎゅっと挟んで汁気を切る。
7. すし飯を作る。米は洗って水をきり、炊飯器に入れ、すし飯の目盛りまで水を注ぎ昆布も入れて炊く。
8. 炊き上がったら昆布を除き、内釜ごと返してご飯を飯台かボウルにあけ、すし酢を回しかける。しゃもじで切るように、全体に酢がまわるまで混ぜ、うちわなどであおいでさます。
9. 4等分にしてa、b、c、dの材料をそれぞれ混ぜ込む。それぞれを6等分して軽くたわら型に握る。
10.6のお揚げに入れて、指でぎゅっと押して隅まで詰めて口を閉じる(みせ稲荷にする時はお揚げの内側を中に折り込んで酢めしを入れる)。
※ 混ぜ物の具材は家にあるものでアレンジしてもOK。カンタンにしたいときはごまだけでも美味しい。
※ お揚げさんは多めに作って、冷凍しておくと何かと便利。その場合は1枚づつラップに包んで冷凍した方が使いやすい。
※ 大人でしっかり1個分食べたいなら、1合4~5個分にするとよい。
〜おかず 胡麻まぶしみそつみれ 作り方〜
[材料]
鶏ひき肉200g
木綿豆腐1/4丁分(90g弱)
A. 卵1/2個、玉ねぎ1/4個、生姜汁1片分、みそ大さじ1
塩少々
B. 黒ごま大さじ2、白ごま大さじ1
[作り方]
1. 豆腐は茹でてザル上げしてキッチンペーパーで水気をふくか、普通に水切りをしておく。玉ねぎは粗みじん切りに。
2. ボウルに鶏ひき肉、塩を入れて粘りが出るまでよくこねる。
3. 1の豆腐、Aを加えてこね混ぜる。手に油(分量外)を薄くつけ、形作る。
4. バットなどにBを入れて、3の両側にまぶしつける。
5. フライパンに油を熱し、4を中強火で両面焼く。焼き色がついたら裏返し、蓋をして中弱火で5~7分焼く。
※ 個数は作る形と大きさによって変わります。お弁当の大きさに合わせて作ってください。大きく作ると6個分くらい。小さくて12個分くらい作れますよ。
※ つみれは多めに作って冷凍しておいても便利です。
ほっこり 2段わっぱ 400ml ¥1,290(+税)
普通のお稲荷さんだと、どうしても茶色が基調になって味気ないですが、ビーツで色づけしているので、お弁当箱を開けた時の印象がぐっと鮮やかになりますよね。お稲荷の断面をみせて、薄切りにしたラディッシュや花形に抜いたハムで飾り付けすれば、より女性らしく可愛らしく仕上がりますよ。ほんのりビーツが香る、出汁がきいたお揚げに、しらすと大葉、白ごまの香ばしい風味の酢飯がマッチして、いくらでも食べられそうなお味です。
「見た目はコンパクトな弁当箱ですが、詰めてみると、ずっしり具材が入って重厚感も出て、使い勝手がいいと思います。お稲荷もおかずも弁当箱に余分なスペースを作らないように、ぎっしり敷き詰めるのがポイントです。」とGomaさん。
男性編
縄文 長盛皿 ¥1,190(+税)
男性向けには、女性とはうってかわって、真っ黒で武骨なイカスミのお稲荷弁当です。使用したお弁当箱はケユカの「トワイロランチボックス800ml」。男性用の最大サイズのお弁当箱で、行楽シーズンにぴったり。保存容器としても重宝する大きさです。お稲荷の中身は、紅生姜と黒ごま、たくあんと白ごま、の2パターン。食感と風味の違いを楽しめます。
「男性用ということもあって、モノトーンの雰囲気にしたかったのですが、やっぱり春なので、色も使いたくなって、お稲荷の中身の紅ショウガとたくあんで色を出してしまいました、笑」。
※材料、作り方は、女性編に掲載したレシピを参照に。
トワイロ ランチボックス 800ml ¥440(+税)
「深さがしっかりとあるので、お稲荷も高さを出せますし、おかずもしっかりと受け止めてくれる容量にびっくりしました。密閉性も高いので、男性用のお弁当箱として申し分ないですね。」とGomaさんがお弁当箱の使い心地を語ってくれました。ケユカ人気のスープジャー「Tasp フードジャー330ml」とセットにすれば汁物もしっかりと持ち運びできて、満腹度がさらにアップしますよ。
いかがでしたか?行楽シーズン、お弁当の定番のお稲荷さんも、ちょっと工夫を凝らしてアレンジすれば、ホームパーティーなどのおもてなし料理にもぴったりの、ユニークで美しいものになるんですね。お稲荷さんの皮もつみれも冷凍できるので、一度仕込めば次回からは楽にできるのも嬉しいところ。味ももちろん保証付きですので、お揚げと中身の組み合わせを替えたりして、さらにいろんな種類のお稲荷さんを作ってみるのも楽しそうですね。
後編は、子供編をお届けします。どうぞ、お楽しみに。
料理創作ユニットGoma(ごま) プロフィール
アラキミカ、中村亮子からなる料理創作ユニット。「食」をテーマに日常の楽しい事や嬉しい事を様々な形にして日々製造中。ジャンルや物事にとらわれる事ない自由で新しい料理活動を目指し、フード提案から雑貨のデザイン、イラストまで全て自分たちでこなす。現在は、雑誌、単行本、TV、webなど媒体での作品発表、雑貨デザイン、国内外でのもの作りワークショップ開催など多彩なフィールドで活動中。著書は『GomaのPOPスイーツ』(小学館)、絵本『へんてこパンやさん』(フレーベル館)など実用書、絵本と多方面の表現を試みている。
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