ケユカが大切にする日本のものづくり vol.5
色とりどりの魅力あふれる
「津軽びいどろ」
ケユカがオリジナル商品をつくり続ける中で、大切にしていることの一つ「日本のものづくり」。ケユカは商品づくりを通して、そのものづくりへの思いを届けていきたいと考えています。
第5回は、津軽びいどろです。出会いは10年以上も前になりますが、初めてケユカオリジナルの津軽びいどろ商品を作ったのは2020年。生産していただいている青森の北洋硝子さんにも訪問しました。魅力的な商品とものづくりへのこだわりを紹介します。
津軽びいどろの魅力
「津軽びいどろ」を生産する北洋硝子は漁業用の浮玉製造から始まりました。その後、浮玉がプラスチック製に切り替わったことから、培った技術と色ガラスを掛け合せ、食器や花器などで構成された『津軽びいどろ』が生まれました。
浮玉製造では無色透明のガラスを使用していましたが、七里長浜の砂を加えたことで美しい緑色のガラスが生まれ、その後微妙な違いを再現する過程で多色多彩の土台が培われました。日本の豊かな四季彩色をガラスに入れてお届けしたい。そんな想いから幾千もの色が作りだされています。
手づくりならではの柔らかな形。それでも形や厚みに均一性があるのは職人さんの高い技術があるからこそ。ハンドメイドだから…と言い訳をしないよう日々技術努力をしています。
1つのグラスに2色の色ガラスを使った淡いグラデーションのタンブラー。さりげないピンク色が上品でかわいらしい桃花色と、夕空のようなグラデーションがきれいな天色(あまいろ)があります。外広がりの飲み口で喉ごし良く、冷たいお酒や炭酸ドリンクを爽快に飲み干せます。夏の愉しみをちょっと贅沢な時間にしてくれるグラスです。
実際に作っているところを
見学させていただきました!
にほんの色シリーズは、巻き取ったガラスを型に入れ、遠心力を使って成型するスピン成型と呼ばれる製法で作られています。
2色の色ガラスのバランスで絶妙な色合いを表現しています。高い技術力があるからこそ実現した商品です。
成型直後の熱々なグラス。少し冷まして、寸法と重さ、気泡のチェックが行われます。ハンドメイドだからと妥協はしません。ここでNGとなったものはすぐに弾かれます。
日本酒におすすめの盃。色展開が豊富なので、お酒の銘柄や季節に合わせて選ぶのも面白いですよね。酒器以外にも一品料理を入れる器としても活躍します。シンプルな白い食器のアクセントに使えば、食卓を華やかにしてくれます。
惣菜や漬物、薬味を載せて、食卓のアクセントに。ティータイムのお茶菓子に。ワンプレートディッシュ上の仕切り皿に。晩酌のおつまみ皿に。アイディア次第で様々な使い方ができる「豆皿」は季節に合わせてコーディネートしたり、色違い・素材違いで集めても楽しいですよね。
食卓を彩る素敵な津軽びいどろ。自分だけの特別なグラス、大切な人への贈り物に、ぜひお気に入りの津軽びいどろを見つけてみてください。