ケユカが大切にする日本のものづくり vol.2
「こんな靴下があったらいいのに」
から始まる靴下の話
ケユカがオリジナル商品をつくり続ける中で、大切にしていることの一つ「日本のものづくり」。ケユカは商品づくりを通して、そのものづくりへの思いを届けていきたいと考えています。
第2回目は、靴下研究所の新作「夏涼しく、冬暖かい靴下」です。スタッフ同士や、工場の担当者さんとの会話のひとコマを通して、ケユカのものづくりをご紹介します。
季節の変わり目、
どんな靴下を履いている?
季節の変わり目の時期って、何を履いているっけ…。思い返せば、今日は寒いと思ったけど意外と暑い、暑いと思ったけど寒い…気温にも服装にも困る時期。足元の事情も同じです。
そんな時「とりあえずこれを履けば安心」と思える靴下が作れないかと考えました。
はじめに。温度調節素材との出会い
早速、靴下の産地で有名な、奈良の靴下工場の担当者さんにご連絡。こんな靴下が作りたいと伝えると、こんな糸を紹介してくださいました。
温度調節をしてくれる糸があります。夏涼しく、冬暖かいという…
え!そんな魔法のようなことが…!気になります!
しかも廃ペットボトルを再利用したリサイクル繊維なんです。
環境の事も考えられているのは、いいですね。是非使ってみたいです。
では詳しい資料お送りしますね!
■夏涼しく、冬暖かいは、繊維に秘密あり
この靴下は、2種のポリエステル繊維と、綿でできているんです。※ポリエステル繊維についての話です。
特殊な形のポリエステル繊維を2種類ブレンドすることで、一年中心地よく過ごすことができます。
■リサイクル原料を使用しています。
EcoMade™Technology(エコメイド™テクノロジー)ペットボトルなどのリサイクル可能な廃棄予定物を繊維に再生。ポリエステル部分のほぼすべて(97%)がリサイクル原料です。
デザイン。
使いやすさと、ときめきを大切に
この素材で履きたい靴下、って何だろうと考えました。会話がふくらんで、1人では思いつかないアイデアも!
細いリブの靴下って、きれいめに履けるから、合わせやすくて買っちゃう。
たしかに!あと、トップにラインが入っているデザイン、お客様に人気だから、取り入れても良いかも。
フリルみたいにキレイにラインが入ってたら、ときめきがあっていいよね。あとこれ、折り返して履けたら、服とか気温に合わせて丈も調整できるし、素材にも合ってるよね!
試作。こだわりに応えてくれる
試作の1回目、可愛いんだけど、ココが気になるというポイントが出てきました。気になるところをとことん追求できるから、納得のいくものづくりができます。感覚を共有しやすいのも、日本でつくる事の良さの一つだと思います。
とてもイメージに近いのですが、フィット感が弱くて、履いているうちにかかとがズレていくのが気になりました。あと、フリル部分をもう少し、キレイにしたいのですが、可能でしょうか?
なるほど。できると思います。少し相談してみますので、お時間ください。
おまたせしました。
フリル部分については、今の編み機でできるベストをA案、B案、作ってみました。フィット感はゴムではなく裏糸の太さを変えて、全体のフィット感を調整した2案、作ってみました。
ありがとうございます!すごく良くなってます…!早速試着してみます。
ついに完成しました!
「こんな靴下あったらいいな」から始まり、素材、デザイン、様々な調整をして、たどりつきました。
ひとつの靴下を作るだけでも、いろいろと考えているんだな、と少しでも知って頂けたら幸いです。ここには登場していませんが、工場で編み立てている技術者さんの、技術あってのものです。ケユカはこれからも日本のものづくりを応援します。
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