そんなときに、お香でつくるちょうど良い時間の魅力に気づきました。火をつけて、煙が揺らぐ15分間。そのあともお部屋を包んでくれる香り。

「お香」って聞くと歴史が古くて、なんだか難しそうで、少し大変そうなイメージ。実際、企画したスタッフもほとんどお香を使ったことがありませんでした。 そんな私たちが「自分で使ってみたい、人にプレゼントしたい」と思うお香を考えました。

エッセンシャルオイルみたいに自分の気分に合った香りが選べるよう、ケユカのデザイナーがいろんな香りを試しながら厳選しました。お香立てとセットになっているので、おうちにあるお皿を使えばすぐ始められます。そのときの気分に合わせてお皿を選んでみるのも◎

「1／4 hour fragrance」は、京都のお香屋さんと共同開発をしました。お香にすでに親しみがある方にもおすすめできる、太めでしっかり香る本格的なものを選びました。お香は古来より親しまれています。 特に室町時代では「多忙な中にひとときの閑をもたらす」「身も心も清浄にする」とお香が人にもたらすことを伝える詩文が生まれました。昔の人もお香を上手に使って気分転換をしていたんですね。

火をつけてほのかな香りと揺らぐ煙を愉しむ。スプレーやディフューザーと違って、気持ちのスイッチにもなる心落ち着く動作です。